糸むすび&建物散歩・レポート

2013/11/28 Thu

ぱらぱらと…欅の葉が雨のごとく降り続く日々

今年は欅の枝下ろしをしたので、比較的落ち葉は少なめだが
庭には、敷き詰められるカラフルな落ち葉のじゅうたん。

木々が彩り鮮やかになった頃のイベントレポートをちょこっと。

11月17日(日) 
朝川玲伎さんによる ~端唄三味線ライブ~ 糸むすび 
20131117-1.jpg
ぽかぽかと日が差し込む中、楽しく笑顔になる時間が始まった。
端唄は 『紅葉の橋・えんかいな・深川・品川甚句・鬢のほつれ・河太郎・柳の雨』の全7曲

他に…
手元に渡された紙には、黄表紙『箱入娘面屋人形』の挿絵。
その絵を見ながら「人魚姫・浦島太郎のお話」に耳を傾ける。
シュールな絵にシュールな話、じわじわとおもしろくなる。
最後に今の人形町の名に繋がるおかしさに、つい声が出てしまう(*´∀`)クスクス

また、体験コーナーでは、皆さんで「かっぽれ」を。
20131117-3.jpg
太鼓やら準備されてたので、何をやるのかと思ったらwww

即興なのに、難なく皆さん素敵な合奏をされていました
楽書きカエルはきっと、
他の人のリズムにつられてしまうでしょう

色んな楽しみ飛び出して、ニコニコと笑顔になるライブでした。


翌週、11月24日(日) 西荻建築散歩

専門家の解説付きで西荻窪の街歩きをし
最後には一欅庵にて見学&建物レクチャーを行う企画

20131124-5.jpg 紅葉したモミジでお出迎え

歩き疲れた身体に、ホッとお茶とお菓子で一息どうぞ。20131124-3.jpg

20131124-1.jpg 見学後は、西荻窪の歴史から建物の話を。。。
町の歴史を少しでも知っておくと、今までと違うおもしろい散歩が出来るので、
知れば知るほど楽しくなる町だと思う。
皆さん、とても熱心に聴いておられました。

また一欅庵にいらっしゃる時はごゆるりと。。。

楽書きカエルが幼かった頃から比べてもずいぶんと変わってしまった。
一欅庵の欅は、建物が建つ前からあるので100年以上経つ。
どんな想いでこの町の変化を見てきたのだろう。。。とフッと思う。

おまけ

室内にも秋を所々に演出
こんなところのも。。。気づかれましたかねぇ。20131117.jpg

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バースデイ企画・レポート

2013/11/06 Wed

どんどんと色づく木々。
日の光を受けて、葉はやさしく輝く

10月末ですが、バースデイ企画としてご利用頂いた時の様子を少し。
今回は身内で行われた会ですので、雰囲気を…

暖かい秋の日が差す座敷で床を背に… 20131027-6.jpg

一欅庵のお話を作って下さった物語屋さん 20131027-1.jpg
この地域の昔話から始まり、一欅庵の当時から現在までが細やかに語られる。
次に、20131027-2.jpg やわらかな風にのってフルートの音色が舞う。

バースデイの主役、幸田弘子さんの朗読。20131027-3.jpg
1部は内田百聞。2部は宮沢賢治の作品。
語る声が、ドンッと深く身体に染み渡り、聞き入っていると物語られる迫力ある世界から抜け出せなくなる。

他に 20131027-4.jpg 20131027-7.jpg 寸劇や、バイオリン演奏も。

お茶室では、お抹茶をいただきながらのご休憩。

この日は天気も良く、一欅庵はあざやかに彩る紅葉の様に、華やかな空気に包まれました
ありがとうございました。

書の室礼展・レポート

2013/10/13 Sun

空を見上げると、いわし雲。

夏日の気温になろうとも
高く澄んだ青空に、浮かんでは流れる雲を見ていると、長閑な秋を味わうことが出来る

日々、秋の色が濃くなって行き…
やっと、一番綺麗な夕焼けが楽しめる季節になった

遅くなりましたが、
10月4、5、6日に開催致しました『書の室礼展』のレポートをさらりとお届けします。

一人ひとりの想い(表現)で書かれた個性溢れる作品約30点が飾られました。

時間によって変化する光と一緒に、書を設えた一欅庵の雰囲気をお楽しみ下さい。
(見たい写真をクリックしますと、大きくなります。)

entrance-day.jpg
 
玄関を入り、庭の緑に吸い込まれ歩みを進めると…

朝の日差しにより、組子の繊細さと建物のラインが強調された1階の座敷では、
風と共に舞い、流れ、走りぬけるような優しくも、強くもある作品が目に飛び込んでくる。
201310sho-10.jpg 201310sho-11.jpg

201310sho-4.jpg 201310sho-3.jpg 

そして、心穏やかに癒される作品が茶室を包む。201310sho-12.jpg

201310sho-2.jpg 201310sho-1.jpg
白い壁に溶け込み、墨色がポッと浮かびあがることで、また和室とは違った印象を受ける作品達。
応接室は青みを帯びた光が、透明感のある空間を作り出す。

2階へ上がると…

201310sho-8.jpg 201310sho-13a.jpg
201310sho-18.jpg 座敷には、静と動の作品によって
音楽が奏でられているかのような空間が広がる。

他にも、意味合いを持たせた
一欅庵の家具や小物達と共に…201310sho.jpg

時間によって、墨の色が違って見え
文字から受ける言葉の意味や、書き手の想いも不思議と変わってくる…

201310sho-9.jpg

夕暮れ。。。刻々と変わる一欅庵。201310sho-6.jpg

灯篭に火を灯し、虫の音に耳を傾け、夜を待つ。201310sho-17.jpg

201310sho-7.jpg 静かに秋の宵を楽しむも一興。

1日を通してご覧頂きましたが…
秋になり、障子や襖が入り、夏とは違った建物の陰影と共に
室礼展の雰囲気は味わって頂けましたでしょうか?

女中部屋、子供部屋、書斎も見学頂ける様にしておりましたよ

(水墨画の世界の言葉ではありますが)「墨に五彩あり」な作品達がとっても一欅庵に合って素敵でした

おまけ

『書の室礼展』に参加した1人でもあります楽書きカエルより flog-1.jpg
一欅庵へ足を運んで下さいました皆様、ありがとうございました。

さらっとレポートにて…作品1点1点を載せることが出来なかったこと、ご了承下さい

夏の終わりに…公開レポート・その参

2013/09/10 Tue

ひぐらしの声を聞くと、夏が終わったと感じる。。。
そして、この涼しさ。
やっと秋が一歩一歩近づいてきましたね

遅くなりましたが、公開のレポート続き。

その弐に続き、2階では

公開日 9月1日 に合わせまして…

『関東大震災』を振り返ってみるスペースを設けました。

“東京震災画報”1巻~3巻 (大阪毎日新聞社)や“東京大震災状況”とされた絵はがき 
 161-B.jpg
そして、
施主 太一(庵主の祖父)が実際に体験し記した、日記をメインとしてご覧いただけるようにしました。

他に、復興祭の絵はがき。

東京震災画報 
震災後すぐに発行されたモノで、
当時の様子が痛いくらいに伝わってくる写真が多く載っています。
震災地である東京の機能が麻痺した為、
被災していない大阪の方で作られたので、大阪毎日新聞社の発行だとの話。

絵はがきでは、日本橋や浅草などの状況が…
「今」と比べながら見ていると、言葉を失う。

関東大震災を経験し、地震の怖さを生涯忘れることがなかった。
だからこそ、地震に強くと依頼した庵主の祖父の日記には、
神戸から東京に出張中に震災に遭い、再び神戸へ戻るまでの14日間
どれだけの経験をし、どんな思いをしたのか、全てが記されていた。

漢文のような感じもあり…読みにくかったかもしれませんが、
そのままが一番伝わると感じましたので、原文のままの展示としました。

これからも、忘れてはならない、目を背けてはいけない事実。
一欅庵を語る上でも重要な出来事なので、
日記は今後もいらした方には、目を通して頂けるようにしようと思っています。


蚕が作ったうちわ(蚕のご飯の桑の葉と一緒に。) 
025-B (2) 165-B.jpg
裏庭番が小学生の頃、学校からもらってきて育てていた蚕に作ってもらいました。
うちわの骨に乗せておくと、張ってくれるんですが、
ただ…綺麗に作るには苦労があったようです
シルク100%で仰いだ風はいかがでしたか?www
涼しげでおもしろいかなぁ~と展示してみました

お話を聞くと、意外と皆さん小学校で育ててたようですね~。

054-a-b.jpg 書斎 
 
いつも同じ雰囲気になってしまっていたので…183-B.jpg
今回は、ドドーンと (シルクハットの下は、他の箱入り帽子。)
 
最後に、階段を下りて。。。
1階のエアコンで涼しくなっております 応接室 
151-A.jpg こちらも、ディスプレイを変えてみました。

蓄音機は、サザエさんの漫画解説付きで。016-A.jpg

144-A.jpg 出窓:当初のソファーを再現
いつもキューピーがたたずんでいる出窓ですが、元々は、作り付けのソファーでした。
楽書きカエルは、その姿を見たことがなかったので
当時の写真を元に再現してみました。(クッションも当時と同じものです。)
横の壁には、女中さんや奥さんを呼ぶ為のボタンが付いています。

応接室では、お茶で喉を潤してもらいつつ、涼んでもらって昭和の世界から現代へと…

足を運んで頂きました皆様、ありがとうございました。
 
ちょこちょこっと変化する家具、小物や
季節によって色々な表情をする一欅庵の四季を味わってみることが、
一つの楽しみになってもらえると嬉しいです

おまけ

公開では
何十年振りかに出してきたモノがいくつかありましたが、
今回限りで、お見せすることが出来なくなるモノも中にはあり
今後も1回1回が特別になるかもしれません。

楽しんで下さる姿は次回の励みになりますねぇ~

あっ、動く展示物やってました。201308-09b-B.jpg
少しでも、涼しげに感じてもらえましたでしょうかwww

10月4、5、6日『書の室礼展』を予定しております。
この期間中は、ご自由にお入り頂けますので是非。
詳しくは、また後日。

夏の終わりに…公開レポート・その弐

2013/09/06 Fri

心地好い風が流れる日本家屋
これは、やはり体感して頂くのが一番。

爽やかな風に包まれ、風鈴の音を耳にする…
五感で自然の涼しさを味わってもらいたくて、機会を設けました。

そんな、公開時のレポートの続き。

2階では…184-B.jpg

入ってすぐに並びますのは、旅行「ひと夏の思い出」をテーマとした品々。
157-B.jpg 鞄・トランク、カンカン帽、日傘、当時の写真や絵はがき
(↑)左にある籐のトランクのようなモノは、行李(こうり)。革ベルト付きで、取っ手もあったようです。
細部まで見ると洒落てて、素敵なのが良く分かります。 

158-B.jpg 159-B.jpg
思い出を切り取るのは、カメラ達。
今回は、昭和30年前後のモノを並べましたが、1つだけ戦前モノ(富士光学工業 セミライラⅡ型)
手前から2番目のモノは、サブミニチュアカメラ(超小型カメラ)です。ちょこんと置かれているの見えますか?
革のケースもカッコイイんですよ。
カメラは、一欅庵の裏庭番に作ってもらった説明付きで展示。

台にしてますのは、革のトランク。
開かずのトランクが1つ…中が確認できず困ります 

次は、、夏の日常生活の1場面を。
167-B.jpg 子供用の蚊帳(かや):金魚の柄が愛らしい

衣桁→夏の着物と夏帯   乱れカゴ→夏帯 030-B.jpg
柳行李からは、子供~大人の浴衣が顔を出す。
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(↑)左にありますのは、水泳パンツ&水泳帽(黄) 
水泳パンツは大人用ですよ。昔のモノですから…水を含むと重く下がってしまうので、ベルト付き。
サザエさんの漫画でもマスオさんやノリスケさんが同様のモノを穿いていましたよ。

籐の折りたたみイス 173-B.jpg「家にもあった」との声が多かったです。
風呂上り、廊下で庭を眺めながら、夕涼み
なぁ~んて想像するとウズウズしますが、
残念ながらほつれがある為、座りたい衝動を抑えて展示のみです。

180-B.jpg
下に横たわっていますのは、シュロの葉で作ったハエ叩き(手作り)
「懐かしい」とおっしゃる方も…どこの家庭でも作っていたようです。
作り方は代々伝わって…楽書きカエルは今回初めて知りましたがね

瓶には、梅酒やラッキョウなどを。また、前回載せました甕(かめ)には、ぬかみそを漬けていたとか。
036-B.jpg 角柱型の蓋付き瓶には、分かる限りでも60年は経っている梅干
近くで見ると、塩の塊が…見ているだけで口の中がスッパーイ!!

壷の中身は何だろな? 034-B.jpg 176-B.jpg
欲張ると手が抜けなくなるので、お一つずつ取ってもらいました

夏には欠かせない扇風機。買い物カゴは今でも使いたい。035-B-A.jpg

041-B.jpg ラジオ・ランプ
043-B.jpg 夏の終わりには…御簾(みす)をしまいます。
御簾専用の箱。一緒に入っていた新聞も年代もの。
何年の新聞だったと思いますか…

これでも、ざっくりレポなのですが。。。長くなるので、このへんで。
次回に続きます

プロフィール

楽書きカエル

Author:楽書きカエル
一欅庵で悠々閑々と過ごすカエル
色んな『楽』を書きます。

一欅庵(いっきょあん)

昭和8年築
洋間付き和風住宅(登録有形文化財)

mail: ikkyo_an@yahoo.co.jp

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