耐震診断・レポート

2013/08/26 Mon

近頃、雨が降ったり、止んだり…

しかし、この日は天気に恵まれた

24日(土) 一欅庵にとって重要な耐震診断を行って頂きました。

その時の様子を少し…

一欅庵の様な古民家は、
地震の時に揺れはしますが、揺れることで上手く力を逃がす
免震的な構造の建物です。

3.11の地震では、力をを吸収した土壁が崩れたりはしましたが、
建物の構造の被害はありませんでした。

行いましたのは「早稲田式動的耐震診断」と言う診断法。

人体では感じることの出来ない
普段からある微かな振動を用いて診断をし、
その結果に基づき補強方法をみつける。。。簡単に言うと、このような診断です。

詳しくはこちらを… http://www.doutekitaishin.com/taishin
(伝統構法耐震評価機構)

「早稲田式動的耐震性能診断士」の資格者の元、測定をして頂きました。

全国から技術者の皆さんがいらっしゃいました。
20130824-2.jpg


20130824-7.jpg 建物近くの地盤面(玄関前)

20130824-1.jpg 建物中央部の2階。 

この2ヶ所に地震計を設置し、数分間の振動を測定。 20130824-4.jpg

データ収集をして解析を行う…と言う流れです。

地震計は小型ですし、診断時間も1時間程度くらいなので
とても、手軽な感じです。


結果はまだですが。。。良好そうで少し「ホッ」としております

専門的な知識など、全く持っておりません楽書カエルですが…
診断方法について詳しく、丁寧に説明して頂きながら測定に立ち合い
地震の揺れと建物のしくみや理解、見方などについての視野が広くなりました。

また、
伝統構法の素晴らしさ、宮大工の技術など、改めて深く関心させられます。

これからも広く
古民家を残したいと考えている方々の「一歩」に繋がれば良いな…
と、同じ想いを持つ一欅庵は思っています。


おまけ

一欅庵の施主(庵主の祖父)は自らが、関東大震災を経験したことで
地震の恐ろしさを知り、「地震には強い家にして欲しい」と宮大工に言い建てさせた。
と庵主は良く聞かされていたそうです。

一欅庵の原点と言える出来事ではないでしょうか。。。
震災が起こった‘9月1日’を振り返りまして
『夏の終わりに…』と題しました無料公開(8/31・9/1)にて
関東大震災に関連したモノを少し展示することにしました


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レポートのおまけ&一欅庵の小さな世界

2013/08/17 Sat

植木智佳子展・レポートのちょっとした続き(おまけ)。。。

日本画の画材 201308show12.jpg
細かい粒子の岩絵具や胡粉を
水と膠(にかわ:主成分はコラーゲンのタンパク質)と合わせて彩色。

一欅庵を彩った日本画はこのような画材で描かれているんですね。

そして、作品の表装など全てご本人が行ったとのこと。
色んな見どころがありました

作品をご覧頂くにも、暑い中でしたので
目から涼しく…と言うことで、涼しげに水盤を。
201308interior1.jpg 201308interior1-1.jpg
気づいた人のちょっとした笑顔が見たくて、蛙を忍ばしてみました。(※蛙は本物ではありません)
可愛さに楽書きカエルのニヤニヤがとまらないwww

会期中の、
このように気づくか、気づかないかの様な小さな世界の話をちょこっと。

201308garden.jpg
廊下から見えます池には金魚が。。。1・2・3・4・5…
残念ながら、会期2日目にして1匹減ってしまいました
犯人は・・・猫っ!だと思われます。
以前の蛙は冤罪だったかも知れません

池の近くには「サルノコシカケ」が生えているのですが
日々の成長が早くて、どこまで大きくなるかと一つの楽しみになってます

続いて。。。会期中頃からの登場でしたが、

庭を見ようと窓に近づくと、そこには…セミの抜け殻。201308cicada.jpg
抜け殻見つけて、ちょっとした遊び心で引っ掛けてみた
分かってても一瞬「ドキッ!」としたりして。。。 
きっと一欅庵のどこかで鳴いていることでしょう。

そして、会期後半
ゲリラ豪雨が降出しそうな頃に羽を閉じて、じっと蔓の先に止まっているアゲハチョウを発見。
「雨降るよ~」と言いながら室内より観察。
凄いものですね、強い雨にもかかわらず耐え続けてました…

雨が上がると蔓に止まったまま、ずっと羽を広げていて…
乾かしてるのでしょうかねぇ。。。

蝶が長い間、羽を広げ続けているのは珍しいとパシャリ201308butterfly.jpg

会期中でも、一欅庵では色々なことが起こり、見られます。

8/31・9/1 夏の終わりに…無料公開 の際も小さな発見に出会えるかもしれませんね~
ぜひ、遊びにいらして下さい。

おまけ

個展期間中、女中部屋の様子。

201308show8.jpg
今まで閉じたままでした「シンガー製の足踏みミシン」も出しました。
「夏の終わりに…(無料公開)」の時もご覧いただけるようにする予定です

植木智佳子展・レポート

2013/08/16 Fri

朝から蝉の声が鳴り響く。
夕方になると虫の声が…

秋の気配を感じつつも、まだ夏は続きますね

8/3(土)~11(日)に行っておりました植木智佳子展の模様を少し。

一緒に回って行きましょう

玄関を上がり、
庭を照らす日差しに引かれて足を運ぶと…201308show11.jpg

御簾で開放的になっている座敷。

201308show3-1.jpg 201308show4.jpg

左) 床の間には、夏らしい扇風機の絵。
その横に、自然を感じる絵が並ぶ。

右) 屏風の絵は「白いくさはら」
細かさと優しい筆使いで描かれる‘くさはら’は
夏の日差しに輝くようにも、雪原のようにも感じられ
時間を忘れて見入ってしまう…

そして、光を浴びる廊下を一歩一歩…201308show10_201308162311331ee.jpg

突き当たりの次の間には屏風。
201308show9-1.jpg 201308show7-2.jpg
左) 時間によって銀鼠→水色鼠→利休鼠→桜鼠と、絵から感じ受ける風の色の変化に心揺さぶられました。
(明るい光を反射した色から、青み~緑みをおび、桜色かかって行く感じでしょうか)

右) 屏風から茶室の絵へ流れ変様する風に包まれ、夢心地になる作品が2点。

2階に上がると…
201308show5-1.jpg 201308show6.jpg

紙の白と常緑樹のような力強い緑の作品で卯花の重ね衣を纏った座敷。
風鈴の音と共に
爽やかな夏の景色を感じさせてくれました。

そして、唯一エアコンで涼める1階の応接室へ
201308show1-1_20130816185246a30.jpg 201308show2-1.jpg
こちらには3作品。
作品の空は、窓からの光によって‘空色’の名の通り、色変化と色幅が大きく、
浮遊する背景が移り変わって行くような様がとても味わい深く感じました。

全体を通して…
午前中、昼、夕方と自然の陽の光で観ることで
作品の表情が変化し、色々な見方が出来るのはとても素敵でした。

ゲリラ豪雨のあった夕方。
雨が降っている時や雨上がり、しっとりと水に濡れた葉や土の匂いを感じて
観ると、作品の葉がみずみずしく輝いているようだったりと、
色んな姿を楽しめるのは魅力的でしたよ。

作品の感じ方に関しましては、人それぞれですので
あくまでも、楽書きカエルが受けた感情を元にレポートさせて頂きました


作品に関しまして、写真では伝えきれないので、全体の雰囲気をお伝えする形としています。

このように彩られた一欅庵は初めてでしたが、
ゆっくり、じっくり堪能して頂けたのであれば嬉しい限りです

おまけ

実は…
1作品、お嫁に来ました
今後、一欅庵でご覧頂くチャンスがあるかと。お楽しみに~

プロフィール

楽書きカエル

Author:楽書きカエル
一欅庵で悠々閑々と過ごすカエル
色んな『楽』を書きます。

一欅庵(いっきょあん)

昭和8年築
洋間付き和風住宅(登録有形文化財)

mail: ikkyo_an@yahoo.co.jp

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