朝から蝉の声が鳴り響く。
夕方になると虫の声が…
秋の気配を感じつつも、まだ夏は続きますね
8/3(土)~11(日)に行っておりました
植木智佳子展の模様を少し。
一緒に回って行きましょう

玄関を上がり、
庭を照らす日差しに引かれて足を運ぶと…

御簾で開放的になっている座敷。

左) 床の間には、夏らしい扇風機の絵。
その横に、自然を感じる絵が並ぶ。
右) 屏風の絵は「白いくさはら」
細かさと優しい筆使いで描かれる‘くさはら’は
夏の日差しに輝くようにも、雪原のようにも感じられ
時間を忘れて見入ってしまう…
そして、光を浴びる廊下を一歩一歩…

突き当たりの次の間には屏風。

左) 時間によって銀鼠→水色鼠→利休鼠→桜鼠と、絵から感じ受ける風の色の変化に心揺さぶられました。
(明るい光を反射した色から、青み~緑みをおび、桜色かかって行く感じでしょうか)
右) 屏風から茶室の絵へ流れ変様する風に包まれ、夢心地になる作品が2点。
2階に上がると…

紙の白と常緑樹のような力強い緑の作品で卯花の重ね衣を纏った座敷。
風鈴の音と共に
爽やかな夏の景色を感じさせてくれました。
そして、唯一エアコンで涼める1階の応接室へ

こちらには3作品。
作品の空は、窓からの光によって‘空色’の名の通り、色変化と色幅が大きく、
浮遊する背景が移り変わって行くような様がとても味わい深く感じました。
全体を通して…
午前中、昼、夕方と自然の陽の光で観ることで
作品の表情が変化し、色々な見方が出来るのはとても素敵でした。
ゲリラ豪雨のあった夕方。
雨が降っている時や雨上がり、しっとりと水に濡れた葉や土の匂いを感じて
観ると、作品の葉がみずみずしく輝いているようだったりと、
色んな姿を楽しめるのは魅力的でしたよ。
作品の感じ方に関しましては、人それぞれですので
あくまでも、楽書きカエルが受けた感情を元にレポートさせて頂きました
作品に関しまして、写真では伝えきれないので、全体の雰囲気をお伝えする形としています。
このように彩られた一欅庵は初めてでしたが、
ゆっくり、じっくり堪能して頂けたのであれば嬉しい限りです

おまけ

実は…
1作品、お嫁に来ました

今後、一欅庵でご覧頂くチャンスがあるかと。お楽しみに~
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